チベットを知る会

経済

2007年の中国政府の統計によると、チベット自治区のGDP・国内総生産は342億元を超え、一人当たりのGDPが1万2,000元となり、チベット自治区経済は7年連続して12%以上の急成長を実現した、と発表されています。ですが、チベット自治区経済は今、大量に入植してきた漢族に握られ、教育水準の低いチベット族は不利な状況に置かれています。この二極化の傾向は、2006年に青蔵鉄道が開通した今、さらに漢族の入植が増えることが見込まれるため、いっそう深刻化すると思われます。チベット自治区の人口は約260万人(2001年の中国政府による人口調査)、そのうち約9割がチベット族ですが、そのうち、85%はいまだ貧しい農村部で暮らしています。一方、近年観光客であふれているラサ市では、チベット族15万、漢族20万と、漢族の移民が大きく上回っています。都市部での経済活動のほとんどは移住してきた中国人によって担われており、チベット人たちが中国の謳う「経済成長」の恩恵を享受することはほとんどないのです。また、この状況は格差社会につながっています。富める者と貧しい者、都市部と農村部の二極化を一段と促す結果になっており、チベット自治区内でのラサ市と他の農村地域での収入格差は5.8倍にも及び(2002年)、中国の他の省に比べても、類を見ないほど大きくなっています。
給与格差

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