チベットを知る会

非武装の群衆に、中国の武装警察が発砲

8月11日の夜中12時頃、カンゼ州セルシュ県ダンマ郷シュクパ村の村長ワンダク(45)が、自宅から当局により密かに連行されました。
最近、この村の女性に対して、中国政府の役人がとった”嫌がらせ”に対して、ワンダクが強く抗議を行い、喧嘩になったことがあり、そのことが逮捕の原因ではないかと言われています。
このことを知った地元のチベット人約100人が、翌12日、役場の前で彼の解放を求め声を上げました。この平和的抗議に対し当局は話を聞くどころか無差別発砲等で応じ、10人以上が被弾し、重傷を負いました。

当初、重傷者は近くのジュクンド(青海大地震で大きな被害を受けた町)や成都の病院に運ばれたという情報も流れていました。しかし続報によると、実際は病院で最小限の手当を受けた後、重傷者たちは拘置所に返され、何人かは銃弾を摘出されることも無く、1週間以上治療をまったく受けることができないままだそうです。

事件後、シュクパ村は治安部隊により包囲されていました。16日には部隊が村の家々を巡り、老人を除く12歳以上のチベット人全員を連行し、拘置所や病院内で拘束しました。連行は暴力的に行われ、拘置所でも暴力を受け、負傷者が大勢出ているそうです。また、全員が丸坊主にされたとの情報も入っています。

17日、このような悲惨な状況にチベット人たちが置かれていることに大して、先のデモの最中被弾していたロ・ペルサンが拘置所内で抗議の自殺を行いました。同じ日に22歳の若者も被弾後治療を受けることが許されず拘置所内で死亡しました。

他にも、ワンダクの親族にあたる3名のチベット人が、今回の出来事の中で中国当局による銃撃で死亡していることが確認されています。

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