チベットを知る会

宗教・文化

1959年3月10日

ダライラマ法王の写真を保持することは、チベットでは犯罪にあたります。中国当局によって僧院は厳しく監視され、一年あたりの出家僧の数にも制限が設けられています。1996年以降、僧院では「愛国再教育」が行われ、ダライラマ法王を批判できない者は思想が「好ましくない」とみなされ、一年間のうちに2,827名もの僧侶や尼僧たちが僧院から追放されています。

人権

1959年3月10日

チベットで言論の自由はまったく認められていません。『チベットに自由を』と公衆で叫ぶことは「国家反逆罪」にあたり、懲役刑を受けることになります。アムネスティ・インターナショナル日本の招きで、これまでチベット人良心の囚人3名が来日しています。2002年に来日した尼僧ガワン・ワンドゥンさんは15歳のときにデモに参加し、懲役3年の刑を受けました。ガワンさんと一緒にデモを敢行した5人のうち、2人の尼僧は獄中での拷問により命を落としています。

パンチェン・ラマ問題

1959年3月10日

パンチェン・ラマはダライラマ法王に次ぐ活仏であり、第二の高僧としてチベットでは絶大な信仰の対象となっています。パンチェン・ラマ10世は、ダライラマ法王が亡命を余儀なくされた後も、そのままチベットに残り、9年間に及ぶ投獄や5年間の軟禁生活といった過酷な生活を過ごし、1989年に50歳で急死します。活仏としてチベット人から信仰されていたため、没後6年目の1995年に11世の転生霊童探しが始まりましたが、ダライラマ法王が認定したゲンドゥン・チューキ・ニマは、認定後わずか3日で家族共に姿を消してしまいます。中国政府は代わりに、別の少年を11世として認定し、反対する僧侶たちを投獄しています。中国政府は、ニマ少年を「保護する目的」で連行したことを認めているものの、これまでニマ少年の所在や安否を明らかにしていません。
panchenlama


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