チベットを知る会

国連人権審議UPR(普遍的定期審査)

2013年10月23日

国連人権審議で中国に対するUPR(普遍的定期審査)が昨日おこなわれました。

この中で、ニュージーランド,スイス,フランス,ドイツ,日本,カナダ,ポーランド,チェコがチベットについて言及しました。

日本代表の言及内容は、以下の通りです。
もう少し、掘り下げて言及して欲しかったものです・・・

Human rights and the fundamental freedoms must be ensured for minority groups such as Tibetans and Uyghurs.
Japan recommends that further efforts be made to securing all human rights, including cultural rights
for minorities.

人権と基本的自由はチベット人やウイグル人のような少数民族にも保証されなければいけません。
日本は、少数民族の文化的権利を含む全ての人権が守られるよう、さらなる努力がなされるように勧告します。

HappyBirthday ドンドゥプ・ワンチェン

2013年10月16日

ドゥンドゥプ・ワンチェンは、北京オリンピックで中国が注目を集めている時こそチベットのことを世界に知ってもらうチャンスだと考え、北京オリンピックを目前に控えた2007年から2008年にかけてチベット人たちの生の声を映像に撮り国外に送りました。
中国当局は、2008年3月に彼を捕らえ、その後1年間は彼の消息は誰にもわかりませんでした。
1年後、人権派の中国人弁護士が彼を見つけた時には、ワンチェンは不衛生な監獄での拷問と虐待でB型肝炎に感染したうえ、満足な治療すら与えられない状態でした。
当初彼を救おうとした弁護士もワンチェンの弁護を続けるならば弁護士資格をはく奪するという中国政府の脅迫に屈し、ワンチェンは弁護する者すらいないまま2009年12月非公開の裁判で懲役6年の判決を受けました。

明日は、ドンドゥプ・ワンチェンの39歳の誕生日です。
過去にも海外から多くの注目を集めている政治囚の刑期が短縮されたり待遇が改善された事例があります。
彼に誕生日メッセージを送るキャンペーンにご協力ください。
http://freetibetanheroes.org/dhondup-wangchen-birthday-message/

チベット自治区ディル県で、愛国教育に反発し衝突

2013年10月9日

現在、チベット自治区ナチュル地区ディル県で起きている衝突についてご紹介さ
せていただきます。

9月10日から、ディル県一帯で、中国当局による新しい愛国キャンペーンが始ま
りました。
このキャンペーンを実施する為に、自治区政府やナクチュ地区政府から1万8千人
の役人と1万2人の治安部隊がディル県に集められました。
このキャンペーンでは、共産党への忠誠を示すことを強要され、各家庭や僧院は
中国国旗を掲げることを強制されました。
国旗の取り扱いについても細かく指示され、それを守らない場合は、子供を通学
させることも、病人を病院に連れて行くこともできなくなるという脅しもなされ
ました。
この強引なやり方に反発し、複数の抗議行動が起きています。

9月28日ディル県モワ郷のチベット人が中国国旗を川に流し、役人や警官たちと3
時間に渡り石を投げ合うという衝突がおこりました。
その後、部隊が出動し40人のチベット人が連行されました。
これを知った村人800人が県庁舎前におしかけ、40人の解放を求め、路上で24時
間のハンストを行いました。
その後、チベット自治区共産党書記とナクチュ地区共産党書記が現地に入り40人
は釈放されました。
釈放された全員に激しい暴力を受けた痕が残されており、彼らは拘束中48時間に
渡って食事だけでなく一滴の水も与えられていなかったそうです。
釈放者の一人で、治安部隊による暴行で重体になっていたツェリン・ギルツェン
(25)は10月5日なるまで病院に運ぶことすら禁止されていました。

9月29日夕方から、ディルにある小中学校の生徒約4000人が学校に集まり、この
愛国キャンペーンに対する抗議デモを行いました。
デモに参加した子供たちについては、その後情報がなく、家族は家に帰ってこな
い子供たちの安否を心配しているそうです。

10月6日には、ディル県ダタン郷ウタン村のドルジェ・ダクツェルというチベッ
ト人が抗議活動への関与の疑いで突然当局により連行されました。
これを知った村人たちが彼の解放を求めるために役場前に集まったところ、当局
は話し合いに応じず、発砲しました。
被弾者は名前が判明している者だけでも6人、負傷者の数は合わせて60人とい
うことです。
移動が規制されており負傷者を病院に運び込むことができない状況とも伝えられ
ています。

続報が入りましたら、再度、お伝えします。


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