新たな焼身 139人目
5月20日現地時間午後8時頃、四川省カンゼ州タウ県カンサル郷でテンジン・ギャンツォという35歳のチベット人が中国政府に対する抗議の意志を示すために焼身しました。
これで焼身による抗議者は139人となりました。
タウでは、ダライ・ラマ法王の80歳の誕生日を前に中国政府は警戒を強めており、街のいたるところに治安部隊の姿があり、チベット人たちは暴力を受けているそうです。
今回の焼身は、それに対する抗議の意志表示ではないかと言われています。
焼身したテンジン・ギャンツォには4人の子供がいるそうです。
本当は、無条件で悼むべきなのでしょうが、、、
どんな理由があっても、子供を残して自ら死を選ぶという行動に対してどうしても拒絶感を感じてしまう部分があります。
以前、古くからの支援者である友人にそのことを話した時は、向こうは大家族で、親が亡くなっても育ててくれる人はいて、単純に日本の価値観を持ち込んで判断はできないと言ってましたが、はいそうですかと納得はできずにいます。
人が自ら命を絶つような抗議、けっして尊いものなのではなく、間違ったものだと思います。
しかし、本人たちは、他に何も手段を思いつかないところまで追い詰められていたのだろうとも思います。
間違った行為だからこそ止めないといけない。
世界が彼らを見捨ててなく、彼らはそんな選択をする必要がないということを彼らに行動で伝えなければいけない。
別に使命感なんて立派なものではないけども、そういうことを考えたりもします。
そのためにも、皆様の力と知恵をお貸しください。